代表理事 あいさつ

私は、屋根瓦工事業を中心に事業を営んできましたが「地球環境を守り美しい街内を未来へ」という思いから、様々な 研究を重ねヒートアイランド現象を緩和する断熱性、水たまりを作らない透水性、路面温度の上昇を防ぐ保水性のある廃 瓦をリサイクルしたチップを再生瓦骨材として利用した透水性舗装材、瓦薄層舗装の製造・施工を行って参りました。
折しも都市部において気温が郊外に比べ島状に高くなる現象を「ヒートアイランド現象」と呼ばれ、一般的にこの言葉 が認知され出したのは1970年代からであり蚊を媒体とした伝染病にまで関連し都市の人々の人体、生活に実害をもたら しています。また、近年夏季に都市部で頻発する集中豪雨もヒートアイランド現象が原因とされています。(以上、環境 省策定「ヒートアイランド対策ガイドライン」より)
以上のような事態は今や社会問題として顕在化する一方でありヒートアイランド現象に効果ある具体策を早急に講じるべき時であり将来においてヒートアイランド現象が緩和された住みよい都市づくりは新たな時代の生活、経済活動の基盤として必須の課題であります。また、地球規模の温暖化の原因である温室効果ガスの排出、エネルギー消費も都市部の占めるウエイトが重く、ヒートアイランド現象の解決が地球温暖化対策にも貢献できるものと認識し私は常にグローバルな視点に立ち真撃に社会貢献していく一助となるよう活動して参る所存であります。
折しも2020年に東京で2度目のオリンピックが開催されますが1度目の1964年東京オリンピックでは「日本の敗戦からの復興」を世界にアピールする機会でありましたが、2020年オリンピックは「成熟した未来都市の在り方」を世界にアピールする絶好の機会となることと思われます。アジア、南米は経済発展が著しく人口増加それに伴う都市への人口移動により、今日の東京の様にヒートアイランド現象が深刻化してくることは必定と思われます。そのためにも世界屈指の都市東京から人と環境が調和した住みよい都市のひな形として2020年に向け都市整備が必要と考えます。
私はヒートアイランド現象対策という視点から東京、地方都市、更には世界における都市環境に貢献できる組織に発展 させるべく志をーにする企業や個人を中心にここに「一般社団法人日本ヒートアイランド対策協議会」を設立しました。 この協議会の同一趣旨、目的に沿った活動を行う同志となる正会員及び協議会の趣旨に賛同し事業を支援する賛助会員、 個人会員の皆様方と活動を進めてまいります。
(一般社団法人 日本ヒートアイランド対策協議会 設立趣意書)

平成26年2月13日
一般社団法人 日本ヒートアイランド対策協議会
設立発起人
代表理事 高橋利郎

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